アスベストは「石綿」とよばれる天然の鉱石です。

熱に強い性質を 利用 して、いろいろな製品に使われていました。
とくに、建物 が火事 にならないように、建物の材料 に使 われました。
ビルの鉄組 みに巻きつけたり、天井 や壁の材料に混ぜたりしました。
体に悪いアスベスト
ところが、アスベストは体に害があることがわかりました。
アスベストは目に見えないくらい 細い繊維でできていて、とても軽い性質があります。
それを人が吸い込むと、20~30 年後に「がん」という 病気になることがあるのです。
アスベストを使ってはいけないことになりました
そこで、「これから新しく作る建物には、アスベストは使ってはいけない」という法律ができました。
今では、アスベストの代わりに、体に害のない材料が使われています。
アスベストはもうないの?
あたらしい建物にはアスベストは使われていませんが、古い建物には、まだアスベストがたくさん残っています。
アスベストを使っている建物を壊したり、修理をするときは、たくさんのアスベストが飛ぶので、危険 です。